私たち清和ビジネスが、Well-beingに向けた取り組みの一環で「オフィスカジュアル」を導入して早1年。
夏の猛暑が背中を押してくれたこともあってスーツにネクタイ、革靴のスタイルから、一気に「オフィスカジュアル」が浸透し、はたらくオフィスの雰囲気がグッと明るくなったと感じる1年でした。
だいぶ、慣れてきたところで…
慣れてきたところで、気になる社員の本音をヒアリングするアンケート調査を実施いたしました!
私たちと同じように、オフィスカジュアル導入を検討されている企業のみなさまに、清和ビジネスの成功体験と課題、その生の声をお届けしたいと思います。
じわじわ感じるオフィスカジュアルのメリット
スーツを脱ぐメリットとは?
清和ビジネスでは、オフィスカジュアルを推奨していますが、オフィスカジュアルになってよかったことを聞きました。
「気候や体調に合わせやすくなった」と回答した人が最も多く、次いで「リラックスして仕事ができるになった」「会社の雰囲気が明るくなった」という回答が続く結果になりました。
振り返ってみると、オフィスカジュアルの第一歩はクールビズだったのかもしれません。
スーツを脱ぎ、ネクタイを外すことで、気候・季節に合わせた服装ができるのは誰もが感じるメリットですよね。
冒頭で「夏の猛暑が…」と書きましたが、頷ける結果となりました。体調にも影響することを考えれば、オフィスカジュアルは単に「おしゃれさ」だけの話ではない事が言えます。
次いで多いのが「リラックスして仕事ができるようになった」「会社の雰囲気が明るくなった」という回答。まさに、今どきのオフィス環境を語るうえでは外せないキーワードへとつながります。
オフィスで求められる
「リラックス」と「コミュニケーション」
みなさんのオフィスに堅苦しさは残っていませんか?
ひと昔前までは、スタンダードだった「デスクとキャビネットが並ぶオフィス」は、このコロナ禍の影響もあって大きくカタチを変えました。
リラックスして働ける、そして仲間同士のコミュニケーションを促す快適な空間…つまりは、オフィス空間に「おしゃれ」の要素が積極的に取り入れられるようになりました。それが最近のオフィストレンドであり、これからのオフィスのスタンダードになると言われています。
オフィス家具や設えの変化に対して、服装だけが「堅苦しい格好」をしていては、ちょっと(だいぶ?)違和感ですよね。
服装もカジュアルになることで、よりオフィスでの仕事がしやすくなる点や、オフィス全体の雰囲気や会社のイメージが明るくなるなどオフィスカジュアルには多くのメリットがあると言えます。
ちなみに「会社の雰囲気が明るくなった」の回答を世代別に見てみると、50代の年齢層からの回答が一番多く、若い世代になるにつれ少なくなる傾向にありました。
社歴が長く、そして清和ビジネスの歴史を知っている社員にとっては、オフィスカジュアルによって企業カルチャーが変わっていく様子がより鮮明に映っているのではないでしょうか。
世代・性別・職種で悩んでいることが違う?
オフィスカジュアルで「悩んだ」こと
つづいて、オフィスカジュアルになって悩んでいることや、踏み切れない理由について聞きました。
会社に行くとき、服装選びに悩みはつきものです。
世代・性別・職種によって悩みのポイントは異なるようですが、全体を通して見てみると悩みのトップは「どれくらい崩してもいいのか分からない」でした。
男女で悩むポイントは異なっており、男性に絞って見た場合「いつも同じような服装になってしまう」が上位にきていました。 さらに年齢層が高くなるにつれ、このお悩みは多い傾向にあります。
オフィスカジュアルはどこまで崩してよいの?
一方、女性のみ、または若い世代に絞って見てみると「どれくらい崩してもいいか分からない」がダントツに多いお悩みでした。
この属性では「自分らしい格好ができるようになった」という前向きな意見も多く、「どれくらい・・・」の悩みは オフィスカジュアルのスタイルを楽しんでいる社員が感じる悩みになるようです。
では、しっかりしたルールやガイドラインがあるといいのでしょうか?
ルールは決めない方がよい
オフィスカジュアルにしていない方に「どんなことがあるとチャレンジをしやすいか」、すでにオフィスカジュアルをしている方には「どんなことがあるとより充実するか」についても聞きました。
しっかりしたルールがあったほうが、みんなが迷わずオフィスカジュアルを導入できそうかと思いきや、このお悩みの解決策を探る問いでは「ルールは決めないほうがよい」という票が多く集まりました。
「TPOに合わせれば自由がよい」というコメントも多く、先程「いつも同じような服装になってしまう」という悩みが男性で年齢層が高い世代に多いと書きましたが、このグループからも「ルールなし」希望の票が多く集まっています。
どの社員も悩みはありつつも、自分らしく前向きに取り組んでいるのかもしれません。
一方で「分かりやすいカジュアルのルール」を求めている声も同等に集まりました。
これは文書で表現するようなルールは窮屈かもしれませんが、イメージ写真を多く取り入れたガイドラインはあるといいのかもしれません。
オフィスデザインの会社らしく
オフィスカジュアルを後押しする意見の中には「清和ビジネスはオフィスデザインを提案する会社なのだから、カジュアルでおしゃれをしているほうがいい!」というコメントも多く寄せられました。
仕事の内容に応じて自分をおしゃれに演出することも大切
メリットのところでも書いたように多くの企業がデザイン性の高いオフィス、おしゃれなオフィスにリニューアルを行っています。
デザインを提案する私たちも、自分の仕事やその場に沿って「自分をおしゃれに演出する」ことを大切にしたいですよね。
この「仕事の内容に応じて」という考え方、ABWと似ていませんか?
「服装を選ぶ」先に、自律心が芽生える
清和ビジネスがオフィスカジュアルを推奨するのは、ただ好きな格好をしたいからではありません。
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その日のスケジュールに合わせて相応しい服装
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お客様の服装やオフィスの雰囲気に合わせた服装
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提案する内容に応じた服装
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訪問するお客様、お越しいただくお客様へ気持ちよく打合せに臨んでいただける服装
自ら考えて選択・行動してほしいため、あえてオフィスカジュアルのルールは複雑にしていません。
オフィスの設えに合わせる、格好いいオフィスを提案できるデザイナー・営業として自らをおしゃれに演出する、お客様から信頼されるようにする、自身の気持ちを引き締めるなどなど。
「服装を選ぶ」の延長線上には自律した行動、姿があるように思います。
自分自身でしっかりと考えた結果、選択した服装がスーツにネクタイであっても、デニムであっても、ワンピースであっても、それは清和ビジネスの「オフィスカジュアル」であり、自分自身でしっかり考えることこそが清和ビジネスのオフィスカジュアルのルールになるわけです。