Mokutional#1/なぜオフィスに木(もく)を取り入れるべきなのか?

木のぬくもりを感じる空間や、自然あふれる場所に行くと、心が落ち着きますよね。もし、毎日過ごすオフィスでもその温もりを感じられたら、きっといつもの仕事も前向きに、気持ち良く取り組めると思いませんか?

最近のオフィスでも、エントランスや応接室など、空間の一部に木を入れたデザインをよく目にします。ではなぜオフィスで木が取り入れられているのでしょうか。

木を感じる空間をイメージすると、おしゃれなイメージを持つことも多いと思います。ですが、単におしゃれだけではなく、木にはさまざまな魅力や価値が詰まっているんです。

今回は働く場に木を取り入れることでどんな良いことがあるのか、「木の魅力」についてご紹介していきます。

※この記事では「木」を“もく”と読み、木材の素材そのものを指す意味で使用しています。ぜひ皆さんも「木(もく)」と読んでみてください!

目次

なぜ今、木(もく)に注目?

オフィスをさらに快適にする方法として、植物を配置し「緑視率*」を高める取り組みが注目されてきました。そこからさらに緑だけでなく、「木の素材そのものの魅力」を最大限に活用する流れが生まれています。

そこで注目されているのが「木視率*」という考え方です。木は床や壁、天井、さらには家具まで、オフィス空間のあらゆる場所に取り入れられるのが大きな特徴です。さりげなく木目調の机を配置したり、壁にウッドパネルを使ったりするだけで、オフィス全体が自然と柔らかい雰囲気になります。

写真:戸田建設株式会社 名古屋支店様

また、木を取り入れるのにはデザイン性だけでなく、人の心理や働き方に良い影響があることが研究や事例から明らかになっています。
木がもたらす本質的な価値や効果があるからこそ、木を取り入れている企業が増えているのです。

*緑視率:室内を見渡したときに見える樹木や草花などが占める割合
*木視率:室内を見渡したときに見える木材が占める割合

木がもたらす3つの大きな効果

木をオフィスへ取り入れる動きが広がる背景には、いくつか理由があります。ここでは、木がもたらす代表的な3つの効果を紹介します。

心理的な効果|Well-beingなオフィスへ

木の質感や色合いは、優しい印象を受けますよね。無機質な内装と比べると、安心感を覚えやすく、自然とリラックスすることができます。

木の香りはストレスを抑制する効果があるということが分かってきました。
スギ内装材を設置した部屋において計算課題を実施した際に、作業後のだ液中のアミラーゼ*の活性化が低下する(ストレスが低下する)傾向にあったとの研究報告があります。

*アミラーゼ:ストレスを感じると分泌されるデンプンを糖に分解する消化酵素

(出典:公益財団法人 日本住宅・木材技術センター,2024,「建物の内装木質化のすすめ─ 科学的データが示す内装木質化の効果 ─」,2026年2月9日取得,https://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/kidukai/attach/pdf/wckyougikai-70.pdf)

こうした心が落ち着く環境は、従業員の健康を考えるうえでも欠かせませない要素です。

「Well-beingについてもっと知りたい…」
「Well-beingなオフィスにしたいけれど、何から始めればよいかわからない…」
といった方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

生産性向上|仕事への集中力アップ

オフィスで働いていても、なかなか集中できない…という経験はありませんか?実は木を取り入れた空間は、集中力を保つ効果もあるんです。

実際に、作業用ブースを無垢材と認識すると、作業の誤りが減少し疲労を抑える可能性があるという研究結果があります。さらに、無垢材天板のテーブルを使用すると、疲労感やストレスの緩和につながるとの報告もあります。

こうした研究結果からも、オフィスに木を取り入れ「木質化*」を進めることは、生産性向上につながります。そして、従業員の集中力が高まり、ケアレスミスの軽減などの効果が期待できるのです。

*木質化:建物の内装や外装に木材を利用すること

(出典:公益財団法人 日本住宅・木材技術センター,2024,「建物の内装木質化のすすめ─ 科学的データが示す内装木質化の効果 ─」,2026年2月9日取得,https://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/kidukai/attach/pdf/wckyougikai-70.pdf 

サステナブル|国産の木を使用し、企業のブランディングアップ

日本の国土の約7割が森林を占めており、そのうち約4割が人工林です。その中には、伐採期を迎えていても十分に活用されておらず、放置された木は二酸化炭素の吸収力が低下してしまっています。

だからこそ、「植える→育てる→使う→植える」と森林を循環させることが重要です。国産の木を積極的に使うことが、サステナブルな社会づくりの貢献につながる大事な取り組みになるのです。

写真:清水建設株式会社名古屋支店

さらに、国産の木を使用することは、地域経済の活性化やCO₂削減などに貢献し、企業のブランディングアップにもつながります。国が木質化を推進する流れもあり、SDGsへ取り組む姿勢として評価されやすいポイントとなっています。

あわせて知っておきたい、「バイオフィリックデザイン」

オフィスづくりを考える際、近年「バイオフィリックデザイン」という言葉をよく耳にします。空間に緑を置く手法として考えられがちですが、実はそれだけではありません。

バイオフィリックデザインでは、植物だけでなく、鳥のさえずりのようなBGMや、ヒノキ・ヒバ・スギなどの香りを取り入れ、五感で自然を感じられる工夫を施すことが大切にされています。

なかでも木は、視覚や触覚にやさしく、日常的に自然を感じやすい素材です。こうした特性から、緑視率だけでなく「木視率」への関心が高まっています。

バイオフィリックデザインをより深く知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。

次回予告

今回の記事では、木が注目されている背景や、オフィスに取り入れるべき理由を紹介しました。今後も、国産の木を使った家具や、実際のオフィスの導入事例などを紹介する予定です。

他の記事でも木の魅力について紹介しておりますので、ぜひご覧ください!

木をもっと身近に感じていただき、オフィスづくりの選択肢としてぜひ参考になればうれしいです。
清和ビジネスはこれからも、木を用いるオフィスづくりについて発信していきます!

>>バイオフィリックデザインの事例集はこちらから

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