
スタンディングワークと聞くと、「一日中立ちっぱなしで働く」というイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。しかし実際には、座る・立つを適度に繰り返す、バランスの取れた働き方を指します。
近年、「座りすぎ」や「長時間の座位」による健康リスクが、さまざまなメディアや研究で取り上げられ、大きな課題となっています。
その対策の一つとして、いま注目されているのが「スタンディングワークを導入した健康経営」です。
本記事では、スタンディングワークを取り入れることで実現する、健康と生産性を両立した働き方についてご紹介します。
目次
- 日本人は世界でも「座りすぎ」?海外との比較から見る現状
- 「立っている人」は話しかけやすい?コミュニケーションへの効果
- 「スタンディングワーク」を取り入れる3つのメリット
- 業務内容に応じた「姿勢」の使い分け
- 少しずつ始める「立ち仕事」習慣
- スタンディングワークの導入には「昇降デスク」がおすすめ
- 昇降デスクの選定は、オフィス環境づくりのプロ「清和ビジネス」にお任せください!
日本人は世界でも「座りすぎ」?海外との比較から見る現状
実は日本人は、世界的に見ても「座りすぎ」の傾向があると言われています。
ある国際調査によると、日本人の1日の平均座位時間は約7時間に及び、調査対象の20カ国中で最も長い結果となりました。世界平均の5時間と比較して、日本は約2時間も長く座っていることになります。

一方、欧米諸国では健康経営の一環として、スタンディングワークの導入が進んでいます。特にヨーロッパでは、政府が企業のオフィス環境をチェックし、基準に満たない場合はペナルティが科される制度を導入している国もあります。
また、米国のがん協会の研究では、「1日6時間以上座っている人は、3時間未満の人に比べて、死亡リスクが女性で34%、男性で17%高くなる」と報告されています。こうした研究結果を受け、米国の先進企業でもスタンディングワークの導入が広がっています。
「立っている人」は話しかけやすい?コミュニケーションへの効果
突然ですが、質問です。
座って飲食できる「普通の居酒屋」と、立って飲む「立ち飲み屋」。お客さん同士が自然と会話しやすいのは、どちらでしょうか?
答えは「立ち飲み屋」と言われています。
立っている人は表情が見えやすく、動きがあることで親しみやすさが生まれ、自然と話しかけやすくなるという心理的効果があるためです。
この心理は、オフィスのコミュニケーションにも応用可能です。たとえば、上司が椅子に座っていると「今は忙しそう」と感じて声をかけづらい場面もありますが、立っていれば声をかけやすくなるという声も多く聞かれます。
「スタンディングワーク」を取り入れる3つのメリット
身体的な健康の増進
30分〜1時間に一度立ち上がってストレッチをするなど、軽度の運動を取り入れることで、血行促進や肩こり・腰痛の予防に効果があるとされています。
また、ある研究では「1日2時間の立ち作業を継続することで、生活習慣病のリスクが低下する」との報告もあり、スタンディングワークは座位姿勢による血流停滞や筋肉の緊張を軽減する効果が期待されています。
コミュニケーションの活性化
清和ビジネスのオフィスでも、スタンディングワークの導入により、従業員間のコミュニケーションが活発になったという声が聞かれています。
立っていることで視線が合いやすく、声もかけやすくなるため、日常的な相談や情報共有の機会が増え、チームの一体感や協働性の向上にもつながります。

業務効率・生産性の向上
姿勢を変えることで気分転換ができ、集中力の向上やメリハリのある働き方が可能になります。業務の節目ごとに立ち姿勢を取り入れることで、結果的に業務効率や生産性の向上が期待できます。
業務内容に応じた「姿勢」の使い分け
業務内容に合わせた3つの姿勢をご紹介します。
- 座り:プレゼン資料作成や企画書作成など、集中して考える作業をするとき
- 中間:資料のチェックや照合、押印など、全体を俯瞰しながら行う作業をするとき
- 立ち:メールチェックやWeb閲覧、電話対応などの日常的な作業をするとき
少しずつ始める「立ち仕事」習慣
いきなりスタンディングワークを全面導入するのはハードルが高く感じられるかもしれません。
その場合は、まず以下のような一部業務から取り入れることがおすすめです。
- 朝9時からの部門朝礼10分間は立って行う
- 簡易的な社内会議は基本的に立って行う
しずつ立ち仕事の習慣を取り入れることで、無理なく定着させることができます。
スタンディングワークの導入には「昇降デスク」がおすすめ
スタンディングワークを快適に導入するには、体格や作業スタイルに合わせて高さを調整できる「昇降デスク」が効果的です。
固定された高さの机では、無理な姿勢が生じやすく、かえって身体に負担がかかることもあります。
たとえば、身長164cmの従業員Aさんは、通常のデスクでは猫背になりやすく、肩や腰に痛みを感じていましたが、昇降デスクを導入したことで「姿勢が改善され、快適に業務が行えるようになった」と話しています。
ちなみに、ある人気立ち飲み屋のカウンターの高さは108cm。この高さは「最もリラックスできる立ち姿勢」として設計されており、業務においても快適な高さ設定が重要だということがわかります。
昇降デスクの選定は、オフィス環境づくりのプロ「清和ビジネス」にお任せください!
昇降デスクには、「手動式(ハンドル/レバー)」や「電動式」などさまざまなタイプがあり、用途や設置場所に応じた選定が必要です。
「どれを選べば良いか分からない」「予算に合ったものを知りたい」とお考えの企業様は、ぜひ清和ビジネスにご相談ください。
私たちは、60年以上にわたりオフィス環境づくりを支援してきた専門企業として、年間200件以上のプロジェクトを手がけています。
予算・業務内容・働き方に応じて、貴社に最適なスタンディングワーク環境を通じた健康経営をご提案いたします。
▽詳しくは下記からお問い合わせください。
今の課題をなんでもご相談ください!

はじめてのオフィス移転もこれで安心!

常に働き方改革を実践するオフィスを体験できます!
