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【事例10選】生産性が向上する集中スペース導入のポイント

オフィスで個人作業に集中したいのに、「話しかけられて気が散ってしまう…」「周囲の会話が気になって集中できない…」そんな経験はありませんか?

アメリカのプロジェクト管理ツールで有名なBasecampのCEOであるジェイソン・フリードは『「仕事に集中したいときに行きたい場所は?」という問いに「オフィス」と答える人はほぼ0である』と話しています。

コロナ禍を経てコミュニケーションの活性化を図るあまり、本来一番集中できる場所であるべきオフィスが一番集中できない場所になりつつあるいま、集中スペースの導入を検討する企業様も増えてきています。

今回は、集中スペースが注目されている背景や、導入のポイント・事例を詳しくご紹介します。

目次

いま集中スペースが求められる背景

コロナ禍を経て、オフィスへの出社が再び日常となった今、カフェスペースやフリースペースを設けて社員同士が交流しやすいオフィスレイアウトが主流となりました。

一方で、会話が多い空間は活気がある反面、集中力が必要な作業には向かず、思うように仕事が進まない場面も少なくありません。

こうした背景から、気持ちを落ち着かせて作業に向き合える集中スペースの導入が注目されるようになりました。

静かに作業できる個室だけでなく、周りからの視線が気にならない半個室や窓際の席など、さまざまな形の集中スペースを導入する企業が増えてきています。

集中スペース導入のポイント

集中スペースがあると、作業効率が上がるだけでなく気持ちのメリハリがつき、働きやすさも高まります。ただ単に席を区切れば良いというわけではなく、従業員のニーズに合った工夫が必要です。

ここでは、集中スペースを導入する際のポイントを紹介します。

集中スペース導入の3つのレベル

集中スペースの導入には3つの段階があります。
いきなり集中スペースを個別で分けることは難しい場合もあるので、段階的に取り組むことがおすすめです。

まず試しやすいのは、スペースを設けて小さな集中スペースをつくることです。窓際に外の景色を眺めながら作業ができるような席を置くだけでも視線や音が和らぎ、ぐっと作業しやすくなります。

さらに一歩進めるなら、オフィス全体をゾーン分けして、中心はにぎやか・外側ほど静かにといった環境のグラデーションをつける方法も効果的です。

そして本格的に整えたい場合は、しっかりと壁・ドアを隔てて集中できる完全な個別空間をつくりましょう。

完全な個別空間では、しっかりと集中するために私語厳禁・飲食禁止・BGMを流さないなど、図書館の集中エリアのような静けさをオフィス内につくることがポイントとなります。

一人ひとりの集中の仕方に合わせた家具・什器を配置する

どんな環境が集中しやすいかは、業務内容やその人の好みによって大きく異なります。静かな個室で落ち着いて作業をしたい人もいれば、周囲の気配が少しある方が安心できる人もいるでしょう。

だからこそ、オフィスにさまざまなタイプの席やブースがあることで、自分に合った作業環境を選びやすくなります。

たとえば、「完全個室」のブースなら音や視線をほとんど気にせず作業に没頭することができます。

「半個室」型の集中スペースは、パネルやパーティションによって周囲を適度に仕切ることで、多様な業務スタイルに適しています。

周りからの視線を減らしながらも適度な交流ができるバランスの取れた空間を作ることが可能です。

窓際にオープンスペースを設ける「窓際スペース」は、前方の人の動きや視線を避けられるため、仕切りがなくても集中しやすい環境が実現できます。
自然光が入ることでリフレッシュ効果も期待でき、気分を切り替えながら集中できるエリアを作ることができます。

作業できる環境の選択肢が増えるほど、その日の気分や仕事に合わせてはたらけるようになり、自然と集中しやすくなるでしょう。

従業員の「集中したい」を叶えるオフィス事例10選

ここからは、実際に集中スペースを導入した事例をご紹介します。

株式会社ニコン|段階的な集中スペースで仕事がはかどる環境へ

株式会社ニコン様はラウンジやコラボレーションエリアなど、柔軟で多様性のある空間を整備することで、活発なコミュニケーションや社員の創造力を促進し、部門の垣根を超えた活発な交流を生み出しています。

こういったラウンジやダイニングなどの交流エリアとは別に、作業に没頭できる完全個室・半個室スペースを配置することで、より自身の業務内容に合わせて働く場所を選べるようにしています。

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アステリア株式会社|個室空間で業務にメリハリを

アステリア株式会社様はテレワーク主体の働き方にあわせ、オフィスでは「必要なときに集中できる場所」を明確に設けています。

オフィスの象徴的なエリアになっているバーカウンターは、会話が多く生まれる場所となっていますが、一方で奥側に落ち着いた作業スペースを配置し、切り替えがしやすい構成が整っています。

落ち着いた雰囲気の中に個室ブースを設け、オンライン会議にも対応でき、周囲の声が気にならない集中スペースです。結果として、集中とリラックスを自然につなげられるオフィスになりました。

>>アステリア株式会社様の事例を詳しく見る

テクマトリックス株式会社|コア側に多数のフォンブースを配置

テクマトリックス株式会社様は、窓側へ向かって集中度が高まるレイアウトを採用し、作業へ没入しやすい環境を整備しています。

執務席から窓際は個人作業用のカウンター席、 コア側にはオンラインMTG用にフォンブースを多数設置いたしました。

>>テクマトリックス株式会社様の事例を詳しく見る

ぴあフィールドサービス株式会社|囲われ感あるワークブースを配置

ぴあフィールドサービス株式会社様は、女性従業員が多い職場だからこそ、働きやすさや楽しさに繋がるアイデアを取り入れたオフィス環境を目指しました。

個人作業の場と交流の場を同じ場所に設けることで、業務によってすぐに場所が選択しやすくなります。明るさと落ち着きのバランスを整えたことで、業務へしっかり集中できる場所が自然と選べる構成になりました。

>>ぴあフィールドサービス株式会社様の事例を詳しく見る

清水建設株式会社 名古屋支店|集中環境を整備

清水建設株式会社 名古屋支店様は、フリーアドレスとABWを軸に、業務へ深く向き合える集中スペースを用意しています。

集中ブースやオンライン会議用のボックスも設置しており、作業に集中したいときなどには快適な環境となっています。

>>清水建設株式会社 名古屋支店様の事例を詳しく見る

日本通信ネットワーク株式会社|半個室のワークエリアを導入

従業員の働きやすさを考慮し、ABWを基本としたさまざまなエリアや家具を配置した日本通信ネットワーク株式会社様。倉庫やサーバールームといった個室はビルのコア側にまとめ、フロア全体が見晴らしよく、開放感があるワークエリアとしました。

集中スペースとしては半個室を設置し、周囲の視線や音を程よく遮りつつ、開放感も保てる環境になっています。

>>日本通信ネットワーク株式会社様の事例を詳しく見る

順天堂 元町ウェルネスパーク/motomachiGAUDI&AIインキュベーションファーム|静かな窓際席を整備

順天堂元町ウェルネスパーク様では、新しい価値の創出や地域社会とのつながりを生み出す拠点として、コワーキング、ディスカッション、イベント開催など多様な活動に対応できる家具や設備を整備しています。自然な交流を促しつつ、集中スペースも段階的に用意されています。

窓に面して設置したソファベンチは、静かな雰囲気の中で気分を整えながら作業へ取り組める点が魅力です。

>>順天堂 元町ウェルネスパーク様/motomachiGAUDI&AIインキュベーションファームの事例を詳しく見る

株式会社有電社|窓際スペースで気分の切り替えも

株式会社有電社様は移転に伴い、社員の業務内容や働き方に合わせ、多種多様な業務スペース・グリーンを取りいれることで、ABWの新しい働き方や従業員の生産性をサポートするオフィスに進化しました。

特に眺望を活かした集中スペースが大きな特徴です。窓際のカウンター席は集中力を必要とする作業に最適な位置へ設置され、視界が開けることで思考が整理されやすくなります。

>>株式会社有電社様の事例を詳しく見る

岡谷鋼機株式会社 東京本店|短時間で整う窓際カラフルチェア

岡谷鋼機株式会社東京本店様は、フリーアドレスを導入し、同時に集中スペースを豊富に備えています。

窓際には周りからの視線を感じにくいチェアを設けることで気分転換になり、効率的にパフォーマンスを発揮できます。

>>岡谷鋼機株式会社 東京本店様の事例を詳しく見る

株式会社プラスPM|一般席と差別化した窓際カウンター

株式会社プラスPM様は、働く姿勢を柔軟に切り替えられる集中スペースが整っています。窓際カウンター席は一般席と色味を変え、差別化をすることで従業員が使いたいと思える集中スペースになりました。

さらに、ファミレス席と執務エリアの間に壁を設けており、集中したい場面と議論したい場面を明確に切り替えられる点も魅力です。

>>株式会社プラスPM様の事例を詳しく見る

まとめ

今回は、集中スペースの魅力について紹介しました。完全個室や半個室、窓際席など、多様な環境がそろうことで、「出社すれば集中して作業ができる」と従業員に思わせることができます。

清和ビジネスでは60年の実績に基づき、オフィスを新設・リニューアルするだけでなく

  • どのようにオフィスを活用したらいいのか?
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などのノウハウを多数保有しています。

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