
今回、食堂と休憩室をリニューアルされた森永製菓株式会社小山工場様。
前編では、プロフジェクトの背景やリニューアル前後での変化をご紹介しました。今回は、プロジェクトを進めるにあたりどのような意見を取り入れたのか、どんな反応があったのかを、ざっくばらんにお話しいただいた内容をお届けします。
▽前編の記事はこちらからご覧いただけます

目次
リニューアルに際して重要視したこととは?
――食堂や休憩室のリニューアルは初めて担当される方が多いと思いますが、重要視した点、苦労された点などを教えて下さい。
森永製菓小山工場(以下、森永):はい、ここにいるメンバーは毎日工場で働きながらプロジェクトを推進しました。
リニューアルプロジェクトに際して、ほぼ毎週1回は皆で集まり打合せをしていました。毎週集まって議論を重ねるうちに、年次や性別など関係なく、仲間意識が深まっていったのが良かったです。

重要視したことは、「全員が気持ちよく働いたり休憩したりすることができる環境をつくること」です。そのために、プロジェクト当初は「どの点が問題なのか」を実際に食堂や休憩室で確認したのちに、解決策を検討していきました。
例えば、食堂では食事前に手を洗いますが、洗面所が混み合ってしまうために、手を洗うまでに数分間も待たなければならない状況が発生していました。
そこで、従来よりも洗面台を多く設置し、非常にスムーズに手洗いができるようになりました。
机上で設計図を眺めているだけではアイデアが浮かんできません。やはり実際にリニューアルする場所をしっかりと観察し、そこに存在する本当の問題点を確認することが必要だと痛感しました。

プロジェクトメンバー以外にもヒアリングを多く実施
――プロジェクトメンバー以外の方のご意見も反映されたのですか?
森永:はい、まず「実際にどのような点を改善してほしいか」を従業員にアンケートしたところ、下記のような意見がでてきました。
- 食堂が狭くて食事がしづらい
- 食事前に手を洗うだけでも行列になるので時間がかかる
- リラクゼーションルームなのに心も体もあまり休まらない
- 休憩スペースが少ない
- トイレを新しくしてほしい
- ロッカールームを使いやすいように改善してほしい
- 休憩中に飲めるフリードリンクの種類を増やしてほしい
手洗いは先ほどご説明しましたが、配膳カウンターをL字型にして導線を見直すことで、配膳時の行列も解消することができました。また、フリードリンクもお茶だけでなく、コーヒーやお水、スポーツドリンクなどを気分や好みに合わせて選べるようにしました。
お菓子はたくさんありますが、これまでは段ボールに無造作に入れていただけだったものを、かわいいお皿に盛りつけたりすることで、従業員もキレイに使おう、食べようという意識を持ってくれるようになりました。
「福利厚生を充実させる」という堅い表現ではなく、「ホッとできる空間やサービスを増やす」ことを意識してリニューアルを行ったことにより、従業員には好評をいただいているのだと思います。

会社と工場に愛着が湧くような仕掛けを実施
――今回は機能面だけでなく印象面もかなり重要視されたのですね?
森永:はい、例えばゴミ箱はエンゼルパイの形をモチーフにしてデザインしました。
無機質なゴミ箱ではなく、自分たちが製造に携わっているお菓子のモチーフを入れることで、ごみを捨てるという単純な行動においても、会社や工場に愛着がわくような仕掛けをしました。

このロゴは清和ビジネスのスタッフさんがデザインしてくださったものです。ここにもさりげなくお菓子の要素が入っているので、よいイメージになっています。
その他、さまざまな箇所に企業カラーであるエンゼルレッドやモリナガグレーを採用してもらいました。企業カラーが入ることで自然と、「工場ではなく『森永』で働いてるんだ!」という意識が高まり、会社への帰属意識や連帯感が生まれるようになっています。

また、バイオフィリックデザインを清和ビジネスさんからご提案いただき、採用しました。これは緑を職場に取り入れることでリラックスできる環境をつくろうという考え方ですが、視覚面を重視する女性従業員には好評ですね。
ペンダントライトはプロジェクトメンバーの意見を取り入れました。カフェ巡りなどで目にした印象の良い空間を思い浮かべたメンバーの意見を採用したところ、結果的に温かみがでて良かったと思います。


リニューアル後は従業員から想像を超える反響
――お話をお聞きしていると、リニューアルは大成功だったようですね。改めて感想や成功のポイントなどをお教えください。
森永:はい、リニューアルが終わったときの感想としては、「すごい!想像以上に仕上がっていて感動!」というものでした。
”こんな感じで仕上がりますよ”というイメージはパースを見ていたので持っていたつもりでしたが、そのイメージを超えるステキな食堂や休憩スペースが出来上がり、皆で興奮しました。
現在、小山工場では一般の方の見学会は開催していませんが、従業員のご家族に工場見学に来ていただく『エンゼルファミリーデー』というイベントを開催しています。
先日、開催した際は工場と食堂を見学されたご家族からは、「毎日こんなところで食事できるのはうらやましい」「私も働ける歳になったらこの工場で働きたい!」といったうれしい声も上がっています。
工場はマイナスイメージを持たれてしまうこともあるかもしれませんが、この小山工場は全くそんなことはありません。
言葉で説明しようとしても伝わりにくいかもしれませんが、この食堂を見てもらえば一目でご理解いただけると思います。実際に採用面談に来られた方の評判も上々で、例年よりも効率的に従業員の採用ができています。
この小山工場ではベトナム人を中心とした外国籍の実習生が多く働いていますが、リニューアル後の食堂を興奮しながら写真に撮り、ご家族にスマホで送っている人が多かったですね。
元々わたしたちは日本人とか外国人の分け隔てなく仲が良かったのですが、リニューアルをしてからはさらに絆が深まった気がします。
――最後に、食堂などのリニューアルを検討されている方に向けてメッセージをお願いします。
森永:はい、ここまで予算をかけるプロジェクトは初めてだったため大変でしたが、清和ビジネスさんにお願いして本当によかったです。
プレゼン時においても、清和ビジネスさんは「昭和から令和へ」というコンセプトをしっかりと汲み取り、何パターンも提案してくださったのでありがたかったです。
リニューアルにおいて業者選定は非常に重要です。
「従業員のエンゲージメントを向上したい」という想いやコンセプトを具現化してくれ、何よりも「はたらく人が誇れる空間を作りたい」という想いにマッチしたリニューアルをしてくれたことに感謝しています。本当にありがとうございました。

森永製菓株式会社小山工場の皆様 インタビューにご協力いただきありがとうございました!
〈インタビュー・撮影協力〉
森永製菓株式会社 小山工場
所在地:栃木県小山市大字出井1523-1
公式HP :森永製菓株式会社 – おいしく、たのしく、すこやかに
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