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今さら聞けない「バイオフィリックデザイン」がもたらす効果とは?

『バイオフィリックデザイン』という言葉、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。最近では、カフェやオフィスにバイオフィリックデザインを取り入れる企業が増えてきています。

「なんとなく、緑が多くておしゃれな空間のことかな?」と思われる方も多いかもしれませんが、実はバイオフィリックデザインは単なるおしゃれな空間作りというわけではないんです。

今回は、バイオフィリックデザインがもたらす効果とオフィスの事例をご紹介します。従業員が快適に働けるオフィスづくりを目指す方は、ぜひこの記事を読んでみてください!

目次

バイオフィリックデザインとは

写真:グローバルセキュリティエキスパート株式会社様

一般的にバイオフィリックデザインとは、空間に自然の要素を入れ込み、人々の健康と幸福度を高めるデザイン手法を指します。人間は自然を好み、自然とつながりたいという本能的欲求があるという考え方に基づいたデザイン手法の一つです。

バイオフィリックデザインを空間に取り込む方法としては下記のような例が挙げられます。

  • オフィスに観葉植物を配置する
  • 自然光を取り込むために天窓を作る
  • 自然光に近いLED照明を使用する
  • フィルムフォール(ライン滝)を採用する
  • 植物・鳥のさえずりなどのBGMを流す
  • ヒノキ、ヒバ、スギなどのアロマを焚く

このように、バイオフィリックデザインは緑の植物をたくさん置くだけではないのです!

また、むやみやたらにたくさん植物を置いてしまうと、管理自体が面倒になり新たなストレスの原因となってしまうこともあります。メリットや効果をしっかりと理解した上で、バイオフィリックデザインを取り入れてみてください。

オフィスにバイオフィリックデザインを取り入れるメリット

仕事中に気持ちを切り替えられることで生産性が上がる

オフィスにバイオフィリックデザインを取り入れることで、自然とリラックスできる効果が期待できます。実際に、山の中や緑に囲まれた場所に行くと、心身ともにリフレッシュし、気持ちを切り替えることができた経験がある方も多いのではないでしょうか。

仕事で少し落ち込んだり、集中力が切れたときでも、オフィス内で自然を感じることができれば、心を切り替え、再び集中できる環境を作ることができます。

コミュニケーションが生まれやすくなる

静寂なオフィスと、川のせせらぎや鳥のさえずりといった自然の音が聞こえるオフィス。どちらのオフィスの方が話しかけやすいと感じますか?

自然の音が流れている方が良いと感じる方が多いはずです。自然の音は空間の印象を和らげる効果があり、静かすぎない環境の方が会話もしやすくなることが期待できます。

話しかけやすい空間の中で発生した雑談から新たなアイデアが生まれることで、イノベーションの創出にもつながります。

写真:清和ビジネス 名古屋支店

オフィスの出社率を高められる

コロナ禍以降、出社勤務に回帰する企業も増えています。

実際、オフィスに出社すると、スピード感のあるコミュニケーションが取れるなどのメリットがあるのですが「出社率がなかなか上がらない……」と悩んでいる経営者様の声もよく耳にします。

バイオフィリックデザインをオフィスに導入することで、出社した際に生産性や創造性が向上する価値を従業員が実感できれば、自然と出社率が高まることでしょう。

優秀な人材を採用できる

バイオフィリックデザインを導入したオフィスを求職者に見せることによって、「この会社なら快適にイキイキと働くことができそう!」と好印象を持ってもらうことができます。

暗くてどんよりとした雰囲気のオフィスより、緑が多くいい香りのするオフィスの方が当然好印象ですよね。オフィス環境は入社企業に迷った際の最後の決め手の一つともなるので、求職者に対してバイオフィリックデザインを活かしたオフィスツアーも実施してみてください。

企業を成長に導く

ここまで述べてきたメリットを掛け合わせると、結果的に企業の成長に繋がります。個人の生産性が向上し、コミュニケーションが活性化することで組織全体としても成長します。

また、オフィスでの働き方の満足度が高まることで離職防止・定着にもつながるなど、さまざまな効果が得られ、企業の成長に良い影響を与えることが期待できます。

バイオフィリックデザインのオフィス事例

株式会社ユーザベース様

「共創が起こる場所」「熱を生む場所」「象徴となる場所」という3つのコンセプト掲げてオフィスデザインに落とし込みました。

オフィスで働く人々がリラックスできるように、目線の高さに多くの観葉植物を配置しています。また、イベントスペースとカフェ一体型の憩いスペースには、リラックスできるように天然木や天然石を使用しました。

さらに、執務エリアの端から端までを貫く約100mのストリートでは、実際の縁石がベンチのようになっています。道を挟んで会話が生まれたり、気軽にお弁当も食べられる場所をイメージしています。

ユーザベース様にはオフィス移転事例のインタビューもさせていただきました!下記の記事でもご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

>>株式会社ユーザベース様の事例をもっと詳しく見る

株式会社アイネット様

健康経営優良法人ホワイト500に認定されているアイネット様。

ストレス軽減に効果があるグリーンもデザインに取り入れ、ITエンジニア不足が深刻化する昨今、リクルートの観点でも採用に効くオフィスとなっています。

「ワンアイネット」の精神に基づき、フリーアドレスを導入されており、社内コミュニケーションをより活性化させるオフィスとなっています。ABWの要素も取り入れ、事務所の中央に社員が集うエリアをつくりました。

>>アイネット様の事例をもっと詳しく見る

株式会社DINOS CORPORATION様

「定形型個人作業から創造的共同作業へ」をキーワードにワークプレイスを設計しています。

一日を通して皆が気持ち良く働けるよう、家具には優しい木目柄、オフィスグリーンや芝などにより緑視率を高め、天井にはサーカディアン照明を取り付けており、自然とのつながりを感じられるオフィス空間を目指しました。

>>株式会社DINOS CORPORATION 様の事例をもっと詳しく見る

今すぐできる!バイオフィリックをちょっとだけ体感しながら働く方法

「バイオフィリックデザインって良さそうだけど、すぐに導入するのは難しいな…」と思っている方向けに、すぐにバイオフィリックを体験できる方法をご紹介します。

まずは、YouTubeで『自然音 BGM』と検索し、川のせせらぎ音や森の中で聞こえる鳥のさえずり音を聞きながら働いてみてください。これだけで、お手軽にバイオフィリックを体験できます。

また、グリーンのフレグランスを置いたり、アロマを焚いたりして香りを楽しむのもリフレッシュに効果的です。

さらに、「バイオフィリックデザインについてもっと詳しく知りたい!」という方は清和ビジネスのコーポレートサイトでもご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

>>バイオフィリックデザインについてもっと詳しく知る

まとめ

今回は、バイオフィリックデザインがもたらす効果とオフィスの事例をご紹介しましたが、皆さんのオフィスづくりの参考となれば幸いです。

清和ビジネスのオフィスもバイオフィリックデザインを採用しています。実際に、バイオフィリックデザインのオフィス空間を体験いただけるオフィスツアーも開催していますので、お気軽にお問い合わせください!

また、下記からバイオフィリックデザインオフィス事例集も、ぜひダウンロードしてみてくださいね。


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