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コロナ禍を経てテレワークが普及し、チャットなどのコミュニケーションツールが当たり前となったことで、直接顔を見て話す機会が減ったと感じられている方も多いのではないでしょうか?現在のオフィスでは、「対面でコミュニケーションができる」という価値が高まっています。
対面でのコミュニケーションをさらに生み出すために注目されている方法の一つが、社内図書館スペースの設置です。
本記事では、社内図書館スペースを導入することでどのような課題を解決できるのか、どのように活用すれば良いのかをご紹介いたします。
目次
現代の働き方と社内コミュニケーションの課題
社内コミュニケーションが薄れた理由
コロナ禍によって普及したテレワークは、従業員のワークライフバランスを確保できるなど、さまざまなメリットをもたらしました。一方で、テレワークは対面でのコミュニケーションの機会を減らし、従業員同士の会話の機会が失われるという問題にもつながっています。
さらに、社会全体では従業員のプライベートを優先する風潮が広がりつつあります。その結果、業務時間内のコミュニケーションに加え、業務時間外における雑談や飲み会などを通じたコミュニケーションにも消極的になるという傾向が見られるようになりました。
コミュニケーションの増加がもたらすメリット
オフィスでのコミュニケーションが活性化するメリットとして、代表的なものを3つご紹介します。
- チームワークのパフォーマンス向上
コミュニケーションの機会が増えることで、メンバー同士がお互いの性格や得意分野、適性をより深く理解できるようになります。この理解が進むことで、適切な役割分担や効果的なフィードバックが実現し、チーム全体の生産性を最大限に引き出すことができます。 - 情報共有の迅速化
チームワークにおいて重要な要素の一つが、情報共有のスピードです。組織活動の基本である「報・連・相」を適切に行うことで、トラブルを未然に防ぎ、迅速な意思決定をサポートできます。 - 従業員の心のウェルビーイングの向上
コミュニケーションの増加は、従業員の心の健康にも良い影響を与えます。日々の業務や生活における悩みを気軽に相談できる人間関係が築ければ、ストレスの原因となる問題を早期に解決することができます。
さらに、活発なコミュニケーションを通じて、自分以外の多様な意見を取り入れることで、イノベーションの創出にもつながる可能性も生まれてきます。
清和ビジネスにおける課題への対応
清和ビジネスでは、さらにコミュニケーションを活性化するために、オフィスにおける社内図書館スペースの設置を行っています。
社内図書館とは、一言で言えば従業員専用の図書館です。社内スペースでの自由な読書はもちろん、従業員がいつでも本を持ち帰って良いように貸出制度を整えることで、読書文化を会社に浸透させています。
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社内図書館導入のメリット
社内図書館を導入することで4つのメリットが得られると、清和ビジネスは考えます。
コミュニケーションの活性化
社内図書館を通じて従業員同士でお互いに本をおすすめし合ったり、「隣の部署の〇〇さん、私と同じ本が好きなんだ!」と本を通じて趣味やプライベートな側面への理解を深め、新たなコミュニケーションを生み出すことができます。
リフレッシュ効果
社内図書館スペースは、カフェやフリースペースのような感覚で利用してもらい、気軽にリフレッシュができるような空間にすることがおすすめです。
例えば、ワークスペースと社内図書館スペースを切り離して設置することで、リフレッシュ空間として読書を楽しんでもらうだけでなく、「従業員同士のちょっとした雑談の場」としても機能します。気軽に会話を楽しめる場所作りにお困りの場合は、ぜひお試しください!
社内文化の浸透
自社の一員として、身につけてほしい考え方を育む本や、ビジネスモデルへの理解を深める本、人としての教養を身につけられる本などを手にとってもらう機会を増やすことで、社内文化を全従業員に浸透させることもできます。
自己成長の促進
流行りの自己啓発本や小説、資格勉強に必要なテキストを置いておくことで、学習意欲の向上にもつながります。個人の成長の機会を、会社として積極的に設けることにより、働きがいや勉強に対する意欲を高めることができます。また、従業員一人ひとりが本を読むことで自己成長していけば、全体的な会社の成長にもつながることでしょう。
清和ビジネスの具体的な取り組み
従業員からの書籍提供
清和ビジネスでは、従業員一人ひとりが自身のおすすめの本を社内図書館に提供し、その書籍に対するコメントを添える取り組みを行っています。これにより、従業員同士がお互いの興味や関心を共有し、新たな発見や共感を生む機会が増えています。
おすすめの本を社内共有
従業員がおすすめした本やその感想は、社内報を通じて会社全体に発信されています。中途入社の従業員にも入社時におすすめの本をヒアリングしており、入社したてのタイミングでも会話がすぐ生まれるような環境づくりをしています。
定期的な書籍の入れ変え
社内図書館の蔵書は、新しいビジネストレンドや従業員自身が読み終わった本、おすすめの本を持ちよることで定期的に更新しています。書籍の入れ替え情報は社内でアナウンスされ、新たな話題提供やディスカッションのきっかけにもなっています。
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まとめ
今回は、コミュニケーション課題の改善に活躍する社内図書館スペースの活用についてご紹介しました。
社内図書館は単に読書の機会をつくるだけでなく、読書をきっかけとしたコミュニケーションの活性化が期待できる取組みです。これにより、さらにチームワークが高まり、組織全体のパフォーマンス向上が見込めるのではないでしょうか。
社内図書館は、必ずしも大規模なスペースを確保する必要はありません。まずはコピー機や自販機の横など、従業員がよく通ったり活用したりする場所に小さく設置するだけでも、一定の効果が期待できます。
清和ビジネスではオフィス空間の付加価値拡大に向けたソリューションを提供しています。働き方が多様化する中でも、オフィス空間を最大限活用できる、より良いはたらく環境作りをサポートいたします。
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